ブランドコンサルティング

[ 社会の価値に築き上げる ]

ブランドコンサルティングでは、企業内でブランド戦略プロジェクトチームを編成し、
ブランドの本質を理解しながら自らの力で自社ブランドを構築する実践型の取り組みが体験できます。
企業やブランドを進化させる価値観を自ら追求する能力や向上心を身につけることで本質的にブランド価値を高めていきます。
プロセスとして、調査や分析、要素の抽出、十数通りのフレームワークから
コミュニケーションを積み上げてブランドを定義し構築、カタチに具現化、長期的な反映と評価などを行います。

7のブランドコンサルティング

コーポレートブランディング (企業ブランディング)

「企業のらしさを。」

コーポレートブランディングは、企業の存在意義や価値観、社会目的の一貫した姿勢を明確にし、企業のブランド価値を高めることを指します。中小企業が成長する過程で、事業推進力の強化および組織力の強化に根幹的な役割を果たすこと、企業の経営戦略におけるコーポレートブランドの重要度は近年ますます増しており、企業全体に影響を与えるものという認識に変わりました。SDGsやCSV経営など、ビジネスにも社会性(社会的幸福感)が求められる時代、ビジネスを通して社会をより良く変える企業の取り組みが経営を大きく左右します。コーポレートブランディングでは、企業の存在意義や価値観を追求し、社会的位置づけを定義しながら企業の基軸となるブランドを構築し価値を高めていきます。
実施時期は社名変更時、法人化時、社長交代時、新中期経営計画策定時、周年迎え時、事業・業務拡大時、方向転換時、事業再生時、環境変化の時:国際化、上場時、企業合併時が考えられます。社員20名以上になる際、5年あるいは10年に1度の取り組みになります。

ビジネスブランディング(事業ブランディング)

「未来を見据えた事業展開を。」

ビジネスブランディングは、コーポレートブランドの一つ下のブランド階層に位置づけられ、コーポレートブランディングと異なり、事業単位で基軸となるブランド価値を高めます。規模の大小問わず、企業の多くは様々な事業を保有されていますが、それらを「ブランド」として認識されていない中小企業が多く存在するのも事実です。コーポレートブランドのように企業を象徴するブランドへの投資には積極的でも、事業ブランドへの投資は軽視されてきました。近年の成熟市場に伴い、新規事業の立ち上げの際には、コーポレートブランドの特徴を活かしつつ新たなブランドを構築する、またはコーポレートとは全く異なるブランドを構築するなど、事業単位で独自のブランドを保有するという考えから事業ブランディングに取る組む企業が増えています。ビジネスブランディングでは、コーポレートブランドとの距離感を加味し、提供価値を定義しながら事業の基軸となる事業ブランドを構築し価値を高めていきます。

インターナルブランディング(社内ブランディング)

「従業員の行動に一貫性を。」

インターナルブランディングは、インナーブランディングとも呼ばれ、従業員一人ひとりに対して企業のブランドコンセプトやビジョン、ミッションを理解・浸透させ、ブランドに対する意識を高める取り組みを指します。ブランドに関する認識が共有化され、生活者・社会に提供するべき価値の理解が徹底されると、求心力が高まり、各業務の方向が統一されます。従業員一人ひとりの意識や行動の目標を統一化することにより、従業員への顧客志向の向上従業員満足度の向上、業務効率の向上、品質の向上、不適切な行動による企業イメージの毀損の防止、顧客対応の改善などさまざまな効果が期待できます。従業員満足度(Employee Satisfaction)との関連も深く、従業員満足度が高まれば、従業員の言動一つひとつが企業のイメージに大きな影響をもたらすため、インターナルブランディングを実施する企業と実施しない企業とでは大きな差がでます。インターナルブランディングでは、従業員一人ひとりのブランドに対する意識を高め、言葉と行動が高い次元で一致する取り組みを行います。

エクスターナルブランディング(社外ブランディング)

「社会に企業の統一性を。」

エクスターナルブランディングは、アウターブランディングとも呼ばれ、消費者など外部のステークホルダーに向けて行うブランディングを指します。企業の持つ強みや魅力を対外的に伝え、ブランドの世界観を表現していきます。適切なターゲットに適切なアプローチ(タッチポイントを経由して正しく伝える)で差異化を図るのが最大の特徴で、重要視するのは企業価値です。企業価値には組織価値、個人価値、顧客価値、経営価値、社会価値の5の要素があり、それらを象徴し対外的に印象づけていきます。エクスターナルブランディングは、既にブランドが確立できている企業の取り組みと思われがちですが、企業の統一性を図るとても重要な役割があるため、コーポレートブランディング同様に5年あるいは10年に1度の取り組みになります。

プロダクトブランディング(製品ブランディング)

「魅せる製品・サービスを。」

プロダクトブランディングでは主にブランドアイデンティティの構築を中心に取り組みます。最も重要なのは、ブランド価値を一貫性を持って最大限に表現することです。表現は、プロダクトに関わる全ての要素を指し、どのような価値を顧客が得られるかを顧客視点で構築することが差別化を図る重要なポイントになります。顧客の状態や状況に合わせた一貫性のあるストーリーやメッセージを伝え、製品・サービスそのものが提供するプロダクトの提供価値(機能的価値と情緒的価値:10の要素)、体験し共感してもらうためのコンテンツ提供価値、そして信頼と安心を高めるリレーション提供価値の3つ要素から表現していきます。開発段階から関わることを想定としますが、既に存在するプロダクトの場合、まずはどのようにして開発されたのか、その経緯と工程を深く理解することから始まります。

リブランディング(ブランドの再構築)

「時代と調和するブランドを。」

リブランディングは、すでに構築されたブランドを時代の変化に応じて再構築する取り組みを指します。近年では、変化する時代に生き残るためのリブランディングに動き出す企業が目立ちます。リブランディングを検討する時期は、時代や市場環境の変化時、製品やサービスのイメージ変更時、ターゲット層の変更時、ブランドの劣化/衰退時、経営戦略とのミスマッチ時、ブランドの成長時(未来を見据えた戦略)が考えられます。役割を終えるブランドの価値以上に価値を高めることが目的であり、今までのブランドの成果を評価した上で適切な再構築を行います。これまでのブランド資産を上手に活用し、ブランドのターゲットやポジショニングの変更、メッセージやストーリーの変更、イメージの一新を施すことで十分な効果を得られます。

ブランドマネジメント(ブランドの管理)

「ブランドを高める管理を。」

グランリッジでは、ブランドマーケティングにおいて最も重要な要素としてブランドマネジメントを位置づけています。ブランドマネジメントは、ブランドイクイティ(ブランドが有する資産的な価値)を高めるための継続的活動を指し、ブランドイクイティが高ければ高いほど、そのブランドを所有する企業は市場における競争優位を確立しやすくなります。ブランドの管理と浸透を中心にブランド戦略会議を定期的に行い、戦略的に体系化、半永久的にブランド資産価値を高めていく取り組みを行います。ガイドライン・レギュレーションが守られた一貫性のあるコミュニケーションで企業内外に浸透させ、長期的な視点に立ってブランドを評価していきます。また、企業内でのブランドマネージャー(管理者)の育成や社員研修などを実施し、組織全体が一体となる企業価値向上に取り組みます。