「ブランド」は長期的な利益の源泉となるもので、ブランド品そのものを指すのではありません。製品(サービス)、それらを供給する企業や団体のほか、人物、建築物、地域など、[ 生活者や社会が価値を感じるもの全て ]を指します。
一般的に知られるブランドは、ブランドマーケティング(ブランディング)の戦略の中で意図してつくられています。企業は何を提供し約束するかを明確にし、社会が求めることを理解し応え続けることでブランドを構築することができます。
ブランドマーケティングとは、ブランド価値を社会の共有価値に築き上げる一連の取り組みを指します。具体的には、社会に支持される企業の価値を掘り起こすために、ブランドの基本設計を行い定義し、社内全体で一貫性を持って実行し評価します。ブランドを中心にマーケティング戦略に反映させる取り組みで、単なるイメージ戦略でも差別化でもなく、製品(サービス)を通じて社会と交わす約束を築くことです。