農事組合法人 宝珠山きのこ生産組合

企業と顧客の
共通の判断基準

(農事) 宝珠山きのこ生産組合
理事 川村 倫子


きのこに関する高度な専門的知識を活かし、菌床栽培の確かな安心と安全を守り続ける農事組合法人宝珠山きのこ生産組合。需要に応じた価値を提供し、地域に根差した貢献活動は、幅広い世代から支持される企業である。

ブラディングについて

ブランディングは、どんな風にみられたいか、どのように売りたいかの前に、企業としてどのようなカラーで製造していくかの軸や芯となるものがブランディングだと思います。それが筋となり、新製品開発の判断基準となり、ブランドあっての商品開発だと受け止めています。同じような製品が陳列する中、モノづくりの人がどのようなスタンスや思いでつくられているのか、ぶれないスタンスでの共感や背景を重視しています。

ブランディングを意識し始めたのは

意識し始めたのは生鮮物から派生して異なるカテゴリブランドの加工品開発を始めた10年ほど前です。将来的な総合ブランドをイメージして、カテゴリブランドをどのように立ち上げるかに何度も失敗を繰り返しました。当初はブランドイメージにバラつきがあり、製品を一つひとつ説明することも大変困難で、一貫したルールやポリシーが信頼感に大きくつながること、顧客にとっても製品を選ぶときの判断基準であることを学びました。

現在の取り組みについて

宝珠山きのこ生産組合らしい製品を増やしていくことが継続的な取り組みです。また、海外から菌床を輸入して、国内でしいたけを発生させている生産者が増えている今、信頼を損なわないためにも、菌床となる木材は国産、菌床生産と栽培は福岡県であることを証明する「福岡県産しいたけロゴマーク」を使用するなど、宝珠山きのこ生産組合のブランドを守ることを大切にしています。

農事組合法人 宝珠山きのこ生産組合について

当組合の菌床は、東峰村の美味しい水と空気の中、管理された施設の中で栽培しています。山で生産され、きのこ栽培に利用され、最後は畑で土に還る。そこで発生したCO2はまた森で吸収されて木材の中に貯蓄されます。定期的に伐採されること、需要が途切れないことが重要です。当組合では、安心・安全で美味しい製品を生産することだけにこだわらず、この循環農業を途切れさせないためにも生産を続けています。

会社概要

企業名

農事組合法人 宝珠山きのこ生産組

所在地

福岡県朝倉郡東峰村大字福井a

業種

農業

設立

1993年7月

事業内容

しいたけ栽培、収穫・販売、菌床製造、加工品製造・販売

WEBサイト

kinokokumiai.or.jp